45歳のイチローさんは、大リーグで史上初めての10年連続200本安打や、シーズン最多安打となる262本のヒットを打つなど数々の記録を残し、ことし3月に現役を引退しました。
マリナーズは30日に、イチローさんがバッティングや外野守備などを選手に教えるインストラクターに就任したことを発表しましたが、一夜明けた1日、本拠地シアトルで行われたチームの試合前の練習で、早速バッティングピッチャーを務め、指導者としてのスタートを切りました。
イチローさんは、キャッチボールを行って準備し、バッターボックスに入った3人のバッターに対して、約100球をテンポよく投げていました。
またこの日、マリナーズと対戦するカブスのダルビッシュ有投手がイチローさんのもとに駆け寄ってきて談笑する姿も見られました。
このあとの試合では、2回表が終わったあと、球場のアナウンスで背番号51のユニフォームを着てベンチ前に立つイチローさんが紹介され、引退後にシアトルのファンの前で初めて見せた姿に大きな拍手と歓声が送られていました。