到着ロビーは朝から大きなスーツケースを持った家族連れなどで混雑し、長旅で疲れた表情の人も見られました。
家族4人で5日間シンガポールを旅行してきた栃木県の30代の男性は「ユニバーサルスタジオやプールで遊び、子どもたちがとても喜んでいたのでよかったです。10連休がもう1回ほしいです」と話していました。
いとこどうしの家族ら8人でバリ島を1週間旅行してきたという埼玉県の小学6年生の女の子は「プールのスライダーが楽しかったです。家に帰ったらたまった宿題をやらなくちゃいけないので気が重いです。できれば過去に戻りたいです」と話していました。
成田空港会社によりますと、ことしは10連休を利用してヨーロッパなど遠方に向かう便に人気が集まったほか、ハワイや韓国行きを中心としたチャーター便の数が去年の3倍になりました。
成田空港の帰国ラッシュは6日も続く見通しです。
関西空港も「帰国」の便続々
関西空港でも連休を海外で過ごした人たちの帰国ラッシュがピークを迎え、多くの家族連れなどで混雑しています。
空港の運営会社によりますと、5日、関西空港に到着する国際線の利用者は、この連休の期間で最も多い4万100人と見込まれています。
午前中から東南アジアやヨーロッパなどからの便が次々と到着し、国際線の到着ロビーは大きな荷物や土産物を持った家族連れなどで混雑しました。
家族とインドネシアのバリ島に5泊した30代の女性は「ホテルのプールやスパでゆっくりと過ごせたので、あさってからの仕事を頑張ろうという気持ちです」と話していました。
オーストラリアのメルボルンで夫と2人で7日間過ごした60代の女性は「現地の気候も過ごしやすく路面電車での市内観光などが楽しかったです」と話していました。
運営会社によりますと、ことしは中国を結ぶ路線の増便や長い休みで長距離の便の利用者が増えていることなどから、4月26日から5月6日までに国際線を利用する人は80万5300人で、一日当たりの利用者は7万3200人と、繁忙期では過去最多になる見通しです。