7日朝、
埼玉県熊谷市に
あるJR高崎線の
踏切で、
高校2年の
男子生徒が
電車にはねられて
死亡しました。
男子生徒は
遮断機をくぐって
線路内に
入ってきたということで、
警察は
自殺とみて
詳しい状況を
調べています。
7日午前7時前、
熊谷市久下に
あるJR高崎線の
踏切の
中で、
埼玉県内の
高校の
2年生で16
歳の
男子生徒が
上りの
普通列車にはねられて
死亡しました。
警察によりますと、男子生徒は学校の制服とみられるブレザーを着ていて、電車のドライブレコーダーには遮断機のバーをくぐって線路内に入る様子が映っていたということです。
また、JRによりますと、電車の運転士は「線路内に入ってきたのに気付いてブレーキをかけたが、間に合わなかった」と話しているということです。
これまでの調べで遺書などは見つかっていないということですが、警察は現場の状況から男子生徒が自殺を図ったとみて詳しい状況を調べています。
この影響でJR高崎線は東京駅と群馬県の高崎駅の間の上下線で、およそ1時間にわたって運転を見合わせました。
生徒間のトラブル確認されず
男子生徒が通っていた高校によりますと、この生徒をめぐって、これまでに生徒間のトラブルなどは確認されていないということです。
また、男子生徒は10連休の前は通常どおり、登校していましたが、部活動に参加していないため、連休中は登校しておらず、7日が連休明けの登校初日だったということです。
高校1年の時に担任していたという男性教員は「やさしくておとなしい子だった。生徒が亡くなったと聞き、心の整理がつきません」と話していました。