일본어 뉴스: 米中の貿易摩擦ｉＰｈｏｎｅに打撃か懸念広がる

米べい中ちゅうの貿易ぼうえき摩擦まさつｉＰｈｏｎｅに打撃だげきか懸念けねん広ひろがる

May 14, 2019 15:05

Furigana

米べい中ちゅうの貿易ぼうえき摩擦まさつが激はげしくなる中なか、アメリカは中国ちゅうごくからのほぼすべての輸入ゆにゅう品ひんに高たかい関税かんぜいをかける手続てつづきに入はいりましたが、今回こんかいの関税かんぜい上乗うわのせの対象たいしょうに中国ちゅうごくで生産せいさんされているスマートフォンが含ふくまれたため、アメリカのアップルの業績ぎょうせきの先行さきゆきに懸念けねんが広ひろがっています。アップルは、売り上うりあげの50％余あまりを占しめるｉＰｈｏｎｅのデザインや設計せっけいは本社ほんしゃのあるカリフォルニア州しゅうで行おこなっていますが、組み立くみたては中国ちゅうごくで行おこなっています。

アメリカの大手おおて金融きんゆう機関きかんモルガン・スタンレーの試算しさんによりますと、去年きょねん秋あきに発売はつばいされた、価格かかくが999ドルの「ｉＰｈｏｎｅＸＳ」の場合ばあい、アップルが25％の関税かんぜいをすべて価格かかくに転嫁てんかすると160ドルの値上ねあがりになるということです。率りつにして16％の値上ねあげにあたります。

また仮かりにアップルが価格かかくに転嫁てんかせず関税かんぜいの負担ふたんを自社じしゃでかぶれば、利益りえきが圧縮あっしゅくされて大幅おおはばな業績ぎょうせき悪化あっかが避さけられないとしています。

影響えいきょうを見越みこして、アップルの株価かぶかは13日にち、大おおきく値下ねさがりしました。

アップルは、去年きょねん９月くがつにアップルウォッチが関税かんぜい上乗うわのせの対象たいしょうにあがった際さい、アメリカ通商つうしょう代表だいひょう部ぶに書簡しょかんを送おくり、「アメリカの経済けいざい成長せいちょうや競争きょうそう力りょくの低迷ていめいにつながり、消費しょうひ者しゃには値上ねあげをもたらす」と訴うったえ、対象たいしょうから外はずすよう求もとめました。結果けっか的てきに、この時ときは関税かんぜいの対象たいしょうから外はずれました。

アップルによりますと、ｉＰｈｏｎｅとｉＰａｄには日本にっぽん企業きぎょうの電子でんし部品ぶひんなどが多おおく使つかわれ、去年きょねんは日本にっぽん企業きぎょう900社しゃ以上いじょうと取り引とりひきしたということです。このため関税かんぜいが上乗うわのせされれば、日本にっぽん企業きぎょうの業績ぎょうせきにも打撃だげきとなりかねません。