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日夜、
震度6強の
揺れを
観測した
新潟県村上市では、
沿岸を
走っていた
JRの
2つの
列車が
揺れの
直後に
緊急停止し、
津波から
逃れるため
合わせて53
人の
乗客が
列車を
降りて
避難しました。
JR東日本によりますと、
新潟県の
沿岸を
走るJR羽越線では、
村上市内の
越後寒川駅と
桑川駅の
間を
走っていた
特急「いなほ13
号」と
普通列車が
地震の
直後に
それぞれ緊急停止しました。
このうち51人の乗客が乗っていた特急「いなほ13号」は、沿岸部に停車したため、すぐに乗務員の判断で乗客全員を列車から降ろし、およそ300メートル離れた広場に移動させたということです。
また普通列車に乗っていた2人も、乗務員の誘導で高台にある神社まで避難しました。
JR東日本新潟支社によりますと、羽越線は多くの区間が沿岸部を走る路線のため、定期的に行っている訓練や災害対応のマニュアルで、津波のおそれがある場合には乗務員の判断で乗客の安全を優先して避難させるよう定めているということです。
その後、避難した乗客たちは全員、JRが用意したバスやタクシーで目的地に向かったということです。
「落ち着いた様子だった」
近くに住む69歳の女性は「地震が起きて、急いで高台にある神社に避難しました。列車は途中で止まっていて、男子高校生2人が乗務員さんと一緒に高台に避難していました」と話していました。
また、68歳の女性は「2人は村上市内の高校に通う生徒で、避難したあとも特に慌てた様子もなく、落ち着いた様子でした」と話していました。