G20
大阪サミットでは、
プラスチックごみの
削減が
主要な
テーマの
1つとなりましたが、
世界全体で
取り組みを
進めようという
機運が
高まる中、
国内の
飲料メーカーの
間では、
使用済みのペットボトルをリサイクルした「
再生ペットボトル」を
商品に
使う動きが
広がっています。
このうち「
伊藤園」は、6
月から
主力の525ミリリットルと600ミリリットルの
緑茶飲料について、
使用済みのペットボトルを100%リサイクルして
作り替えた「
再生ペットボトル」に
順次切り替えます。
そして、2030年をめどに大型と小型のボトルを含めたすべての緑茶飲料について、「再生ペットボトル」に切り替えるとしています。
また「キリン」は、6月からカフェインを含まない緑茶飲料の容器を「再生ペットボトル」に切り替えました。
キリンによりますと、年間に使用するペットボトルおよそ7万トンのうち、「再生ペットボトル」は2%程度にとどまるということで今後、2027年までにこの割合を50%に高める計画です。
キリンホールディングスCSV戦略部の是安亘さんは「再生ペットボトルの使用を広げるだけでなく、業界全体でもリサイクルなどの取り組みを進めていきたい」と話しています。
このほか、コカ・コーラやサントリーなども「再生ペットボトル」の使用を増やすとしていて、新たなプラスチックごみを生み出さない循環モデルを築けるか注目されます。