前線の
影響で
記録的な
大雨となった
鹿児島県では
地盤が
緩んだ
状態が
続いています。
少しの
雨でも
土砂災害の
おそれがあり、
引き続き
厳重に
警戒してください。
気象庁によりますと、
西日本と
東日本の
南岸に
伸びる梅雨前線の
影響で、
鹿児島県の
奄美地方や
関東などで
雨雲が
発達しています。
記録的な大雨となった鹿児島県と宮崎県では、先月28日の降り始めからの雨量が多いところで800ミリから1000ミリと、平年の7月1か月分の2倍以上に達しています。
これまでに降った雨で地盤が緩み、鹿児島県では引き続き「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
大気の不安定な状態が続くため、
▽鹿児島県の種子島・屋久島地方では、このあと数時間、1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあり、
▽関東では4日夕方にかけて非常に激しい雨が降るおそれがあります。
5日の昼までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽種子島・屋久島地方と奄美地方で120ミリ、
▽関東甲信で100ミリ、
▽東海で70ミリと予想されています。
気象庁は、九州南部では少しの雨でも土砂災害が発生するおそれがあるとして、引き続き厳重に警戒するよう呼びかけています。
また、関東や東海でも、土砂災害、低い土地の浸水、川の増水、落雷、竜巻などの激しい突風にも十分注意するよう呼びかけています。
鹿児島県では過去、雨がやんで数時間たったあとに大規模な土砂災害が発生し、多数の犠牲者が出たことがあり、自治体が発表する情報に注意し雨がやんでいてもしばらくは斜面に近づかないようにしてください。