フィリピンの
入国管理局は、
違法に
コピーした
漫画を
掲載した
海賊版サイト「
漫画村」の
運営に
関わっていた、
星野路実 元運営者を
拘束したと
明らかにしました。
今後、強制送還され、日本の警察が捜査する見通しです。
海賊版サイト「漫画村」 5万点以上を無断掲載
海賊版サイトの「漫画村」には、漫画や雑誌など5万点以上が作者や出版社に無断で掲載されていました。
こうしたコンテンツは誰でも無料で閲覧することができたため、おととし秋ごろから多くのアクセスを集め、コンテンツ海外流通促進機構の試算では被害額はおよそ3000億円と推計されていました。
去年2月には漫画家でつくる日本漫画家協会が「このままの状態が続くと、作品が作り続けられなくなり、日本の文化が滅びてしまう」と、海賊版サイトを利用しないよう読者に呼びかける異例の声明を発表したほか、政府も知的財産戦略本部などで海賊版サイト対策を検討するなど、大きな社会問題となっていました。
漫画村のサイト自体は去年4月中旬に突然、閉鎖されましたが、福岡県警察本部などが、被害を訴える複数の大手出版社から告訴状の提出を受けて、著作権法違反の疑いで捜査を進めていました。