Actualités japonaises: 尾身会長 “感染再拡大が起きる要素あるしっかり認識すべき”

尾身おみ会長かいちょう “感染かんせん再さい拡大かくだいが起おきる要素ようそあるしっかり認識にんしきすべき”

Jun 17, 2021 21:06 3

Furigana

菅かん総理そうり大臣だいじんの記者きしゃ会見かいけんに同席どうせきした「基本きほん的てき対処たいしょ方針ほうしん分科ぶんか会かい」の尾身おみ茂しげる会長かいちょうは「いちばん大事だいじなことは、いま感染かんせんの再さい拡大かくだいが起おきる要素ようそがあるということをしっかり認識にんしきすることだ。例たとえば、東京とうきょう都とでは感染かんせんが高こう止どまりになり、人ひと流りゅうの増加ぞうかも5週間しゅうかんずっと続つづいていて、お盆おぼんや夏休なつやすみという感染かんせんを押し上おしあげる恒例こうれい行事ぎょうじも近ちかづいている。感染かんせん拡大かくだいを抑おさえる要素ようそとしてワクチン接種せっしゅがあるが、一方いっぽうで感染かんせんを拡大かくだいしてしまう要因よういんがかなりある」と指摘してきしました。

そのうえで、今後こんご求もとめられる対策たいさくについて「ワクチンの接種せっしゅ率りつを早はやく上あげることは、1丁目ちょうめ1番地ばんちの対策たいさくだ。また、クラスターが起おきやすい集団しゅうだんの人ひとたちに戦略せんりゃく的てきな接種せっしゅと同時どうじに検査けんさを行おこなうことも非常ひじょうに重要じゅうようだ。強つよい対策たいさくを国民こくみんにお願おねがいするなかで、今いままでよりも、さらに強つよい国くにと自治体じちたいのリーダーシップが求もとめられていると思おもう」と述のべました。

「ワクチン進すすんでも対策たいさく解除かいじょはやめたほうがいい」

また「国内こくないでは、ワクチンの接種せっしゅ率りつが上あがると重症じゅうしょう化かする人ひとが少すくなくなること、人々ひとびとに安心あんしん感かんが出でること、それに感染かんせん防御ぼうぎょしやすくなることの3つのことが起おきると考かんがえている。ただ、10月つき、11月つきになって接種せっしゅが進すすんだとしても、若わかい人ひとでは高齢こうれい者しゃほど接種せっしゅ率りつは上あがらないと考かんがえられワクチンの効果こうかも100％ではないので、感染かんせんが完全かんぜんに下火したびになってガードを下おろせる時期じきはもうしばらく先さきになると考かんがえている。ワクチン接種せっしゅが進すすんでも社会しゃかいの行動こうどう、人々ひとびとの意識いしき、政府せいふや自治体じちたいの対応たいおうのしかた次第しだいではすぐに感染かんせん者しゃが増ふえるおそれがあり、急きゅうに対策たいさくを解除かいじょすることはやめたほうがいいと思おもう」と述のべました。