10
日午後、
神戸市中心部に
ある指定暴力団「
神戸山口組」の
事務所の
前で、
暴力団員2人が
拳銃で
撃たれて
死亡しました。
警察は
発砲した
対立する「
山口組」
系の
暴力団員をその
場で
逮捕し、
詳しい状況を
調べています。
10日午後2時40分ごろ、神戸市中央区の神戸山口組の中核組織「山健組」の事務所の前で、暴力団員2人が突然、男に拳銃で撃たれました。
警察によりますと2人は病院に搬送されましたが、いずれも死亡しました。
警察は発砲した国内最大の指定暴力団「山口組」系の暴力団員、丸山俊夫容疑者(68)を殺人未遂の疑いでその場で逮捕するとともに持っていた拳銃2丁を押収しました。
現場は兵庫県警察本部から西に500メートルほど離れた神戸市中心部の住宅街です。
「山口組」と「神戸山口組」をめぐっては4年前の分裂以降、対立が続いています。
ことし8月には神戸市内にある山口組の中核組織「弘道会」の関連施設の前で51歳の暴力団員が男に拳銃で撃たれ、一時意識不明の重体となる事件も起きています。
警察は今回の発砲事件との関連を調べるとともに、今月には服役していた山口組の最高幹部が出所することから、2つの暴力団組織の間で分裂をめぐる対立が激化しないか、警戒を強めています。
近くの女性「怖いです」
現場の近くに住む女性は「パン、パンと2、3発の発砲音がして、『しっかりしろ。救急車はまだか』という声が聞こえました。すぐ近くで発砲事件が起きて怖いです」と話していました。