台風19
号で
大きな被害を
受けた
埼玉県の
被災地を
視察した
菅官房長官は、
豪雨災害などへの
対応を
強化するため、
国土強じん
化に
向けて
政府が
来年度までの
予定で
行っている
緊急対策に
加え、
河川堤防の
強化など
水害対策の
拡充を
検討して
いく考えを
示しました。
菅官房長官は26
日、
台風19
号で
大きな被害が
出た
埼玉県を
訪れ、
坂戸市と
川越市の
広い範囲で
浸水した
越辺川の
堤防の
決壊現場を
視察し、
復旧工事の
状況などについて
説明を
受けました。
また、東松山市では、住宅地で災害ごみの撤去作業を行っている自衛隊員を激励したほか、近くの施設で地元の住民と意見を交わし、早期の生活再建に向け政府としてきめ細かく対応する考えを伝えました。
視察のあと、菅官房長官は記者団に対し、「近年は毎年のように災害があり、防災・減災、国土強じん化に向け、ハード・ソフト両面で3年間の対策を実施している。今回のこうした災害を踏まえ、今の対策にさらに上乗せし、対応する仕組みを作っていきたい」と述べ、河川堤防の強化など水害対策の拡充を検討していく考えを示しました。
また、菅官房長官は、県が管理する河川や道路の復旧にあたって、技術的に難しい箇所は国が代わって復旧工事を行う考えを示しました。