茂原市は「今回の雨では浸水しないとみて開設した」としていますが、今後、対応に問題がなかったか検証することにしています。
今月25日の大雨で、千葉県茂原市では市内15か所で避難所を開設し、このうち「中央公民館」の1階には、16人が避難しました。
しかし、市によりますと、午後3時ごろから1階が浸水し始め、避難した人たちを急きょ2階に移動させましたが、水位は床からおよそ70センチまでに達し、停電が起きるなどしたということです。
このため避難所として安全ではないと判断し、要請を受けた警察が夜10時ごろから避難した人全員をボートで300メートルほど離れた市役所に避難させたということです。
市は「中央公民館」がハザードマップの浸水想定区域内にあり、1階が浸水するおそれがあることを把握していましたが、今回の雨では浸水しないと見て開設したということです。
茂原市は「先月の台風でも浸水しておらず、ここまでひどい大雨になるとは思わなかった。同じような事態を繰り返さないようにしたい」と話しています。市は今後今回の対応に問題がなかったか検証することにしています。