ことし3月に発売された、任天堂のゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」は、新型コロナウイルスの感染拡大による「巣ごもり需要」もあって、世界で2600万本以上を販売する大ヒットとなりました。
オンラインで利用者どうしが交流できることから、アメリカ大統領選挙で勝利を宣言したバイデン前副大統領の陣営が投票を呼びかけたほか、日本でも、東京消防庁が火災予防を呼びかけるなど、企業や団体が広報活動に利用しています。
これについて任天堂は、ホームページに19日付けで「お願いとお知らせ」を掲載し、企業や団体に対して、ゲームの中で、
▽暴力的、差別的な表現など、ほかの利用者を傷つける行為や
▽政治的な主張を含む表現を控えるよう、求めています。
また、商品購入サイトへの誘導や、クーポンの配布といった営業行為などを控えてほしいとしています。
そのうえで、違反すれば、将来的にはソフトの利用禁止などの措置をとる場合があるとしています。
任天堂は「ソフトをお楽しみいただいている、すべてのお客様によるコミュニティを大切にするため」と説明しています。