こちらは上海市の郊外。広大な森林の一角に赤や黄色に染まった木々が姿を現します。およそ4万平方メートルの湿地帯に広がる「水上森林」です。
市内中心部から車で1時間ほどかかりますが、水面に反射する紅葉を目当てに、多いときには1日6000人以上が訪れるといいます。日本で“紅葉”というと、モミジやイチョウの葉を思い浮かべますが、ここに植えられているのは「イトスギ」の仲間や「メタセコイア」などの針葉樹です。
今年は暖冬の影響で色づき始めるのが遅く、今月中旬ごろに最も赤くなるということです。葉が散り始めると上海の短い秋は終わり、冬をむかえます。