議会の
品位を
傷つけたとして、リコール=
解職請求を
受けた
群馬県草津町の
町議会議員の
解職の
賛否を
問う住民投票が、6
日行われ、「
賛成」が
有効投票の
過半数を
占め、
議員は
失職しました。
草津町の
新井祥子議員は、5
年前に
黒岩信忠町長からセクハラ
行為を
受けたと
訴え、
電子書籍や
町議会で「
町長室で
町長と
関係を
持った」
などと
発言していました。
これについて、町長は否定し、ほかの町議会議員などで作る団体が「議会の品位を著しく傷つけた」として、新井議員のリコールに向けた署名活動を行った結果、町の有権者の3分の1を超える3180人の署名が集まり、6日、解職の賛否を問う住民投票が行われました。
開票の結果、解職に「賛成」が2542票、「反対」が208票と賛成が有効投票の過半数を占め、新井議員は失職しました。投票率は53.66%でした。
失職が決まったあと、新井議員は「議員たちが主導する圧力的とも思える署名と住民投票で、結果が民意を反映しているのか疑問に感じる。今後、異議の申し立てなども検討していきたい」としています。
一方、リコールを行った団体の代表で、町議会の黒岩卓議長は「住民投票は法律にのっとって行われたものだ。傷つけられた町の名誉の回復に取り組んでいきたい」としています。