Japanese News: スケボー日本選手権男子は12歳小野寺女子は15歳伊藤が初優勝

スケボー日本にっぽん選手権せんしゅけん男子だんしは12歳さい小野寺おのでら女子じょしは15歳さい伊藤いとうが初はつ優勝ゆうしょう

Nov 26, 2022 22:11

Furigana

スケートボードの日本にっぽん選手権せんしゅけんが新潟にいがた県けんで行おこなわれ、男子だんしストリートでは12歳さいの中学ちゅうがく1年生ねんせい、小野寺おのでら吟ぎん雲くも選手せんしゅが、また、女子じょしは15歳さいの中学ちゅうがく3年生ねんせい、伊藤いとう美優みゆ選手せんしゅがいずれも初はつ優勝ゆうしょうを果はたしました。

スケートボードの日本にっぽん選手権せんしゅけんは新潟にいがた県けん村上むらかみ市しで24日にち開幕かいまくし、大会たいかい3日にち目めの26日にちは階段かいだんや手てすりなどが設置せっちされたコースで技わざを競きそう「ストリート」の男女だんじょの決勝けっしょうが行おこなわれました。

決勝けっしょうは、45秒間びょうかん滑すべって技わざを何なん度ども繰り出くりだす「ラン」を2回かい、1回かいの技わざで勝負しょうぶする「ベストトリック」を5回かい行おこない、このうち「ラン」の得点とくてんの高たかいほうと、「ベストトリック」の得点とくてんの高たかい2回かいの、合あわせて3回かいの合計ごうけい点てんで競きそいます。

このうち男子だんしは、日本にっぽん選手権せんしゅけん初はつ出場しゅつじょうの小野寺おのでら選手せんしゅが、ベストトリックの2回かい目めでボードを裏表うらおもてに2回転かいてんさせてレールを滑り降すべりおりる「ダブルフリップフロントサイドボードスライド」を決きめて9.37をマークするなど、合計ごうけい27.53で最年少さいねんしょうで優勝ゆうしょうしました。

2位いは、2018年ねんの2回かい目めの日本にっぽん選手権せんしゅけんを制せいした池いけ慧とし野の巨選手せんしゅ、3位いは17歳さいの山やま附ふ明めい夢ゆめ選手せんしゅでした。

また、女子じょしは伊藤いとう選手せんしゅが「ラン」の1回かい目めをミス無なく滑すべりきって、6点てんをマークし3位いにつけました。

そして「ベストトリック」では、3回かい目めで板いたを縦たてと横よこに回まわす大技おおわざの「ハードフリップ」を繰り出くりだして8段だんの階段かいだんを飛び越とびこえて6.87の高こう得点とくてんをマークし、合計ごうけい18.24で初はつ優勝ゆうしょうを果はたしました。

2位いは16歳さいの織田おだ夢ゆめ海うみ選手せんしゅ、3位いは東京とうきょうオリンピックのこの種目しゅもくの金きんメダリスト、15歳さいの西にし矢や椛もみじ選手せんしゅでした。

今回こんかいの日本にっぽん選手権せんしゅけんでは、各かく種目しゅもくの上位じょうい5人にんが来年らいねんの強化きょうか指定してい選手せんしゅとなり、パリオリンピックへ向むけた選考せんこう対象たいしょうの大会たいかいや、来年らいねんのアジア大会たいかいへの派遣はけんの参考さんこうとなるということです。

27日にちはすり鉢すりばち状じょうのコースで技わざを競きそう「パーク」の男女だんじょの決勝けっしょうが行おこなわれます。

小野寺おのでら吟ぎん雲くも「将来しょうらいは“スケボースター”に」

男子だんしストリートで初はつ優勝ゆうしょうを果はたした小野寺おのでら吟ぎん雲くも選手せんしゅは、横浜よこはま市しの中学ちゅうがく1年生ねんせいです。

7歳さいから本格ほんかく的てきにスケートボードを始はじめ、これまで海外かいがいの大会たいかいに出場しゅつじょうしていましたが、国内こくないの大会たいかいは今回こんかいが2回かい目めの出場しゅつじょうだということです。

日本にっぽん代表だいひょうの早川はやかわ大輔だいすけコーチによりますと、海外かいがいでは広ひろく知しられた存在そんざいだということで「国際こくさい大会たいかいに行いくと『なぜ日本にっぽん代表だいひょうに小野寺おのでら選手せんしゅがいないのか』と言いわれることもあった。技わざの難なん度どと成功せいこう率りつの高たかさを兼ね備かねそなえていて、海外かいがい勢ぜいにとってはこれから脅威きょうい的てきな存在そんざいになるだろう」と話はなしていました。

小野寺おのでら選手せんしゅは「優勝ゆうしょうできてうれしい。技わざを全部ぜんぶ決きめることしか考かんがえていないので、緊張きんちょうはしなかった」と話はなしていました。

そのうえで「オリンピックも出でたいし、出でられたら優勝ゆうしょうしたい。将来しょうらいはかっこよくて、うまくて優やさしい“スケボースター”になりたい」と笑顔えがおで話はなしていました。

伊藤いとう美優みゆ「絶対ぜったい優勝ゆうしょうしたいと思おもっていた」

女子じょしストリートで優勝ゆうしょうした伊藤いとう美優みゆ選手せんしゅは、山形やまがた県けん上山かみのやま市しの中学ちゅうがく3年生ねんせいです。

幼おさない頃ころからスノーボードに親したしんでいましたが、小学しょうがく3年生ねんせいの時とき、誕生たんじょう日びにスケートボードをプレゼントしてもらったのがきっかけで競技きょうぎを始はじめたということです。

去年きょねんの日本にっぽん選手権せんしゅけんの女子じょしストリートでは3位いでしたが、ことしは初はつ優勝ゆうしょうを果はたし、伊藤いとう選手せんしゅは「優勝ゆうしょうできてうれしい。村上むらかみ市しのパークはよく来きているので、絶対ぜったい優勝ゆうしょうしたいと思おもっていた」と笑顔えがおで話はなしていました。

ボードを回まわす技わざが得意とくいだということで、ベストトリックの3回かい目めで決きめた「ハードフリップ」について、「絶対ぜったいに決きめようと思おもっていた。最初さいしょは遊あそびでやっていた技わざだったが、自分じぶんの形かたちを覚おぼえられるように何なん回かいも練習れんしゅうしてきて、成功せいこう確率かくりつは上あがってきていた」と自信じしんをのぞかせました。

今後こんごについては、「海外かいがいの大会たいかいで成績せいせきを出だせるよう頑張がんばりたい。技わざの数かずをあまり持もっていないので、今後こんごは増ふやしていきたい」と意気込いきごみを語かたりました。

2位いの織田おだ夢ゆめ海うみ「来年らいねんの世界せかい選手権せんしゅけんでは表彰台ひょうしょうだいに」

女子じょしストリートで2位いに入はいった織田おだ夢ゆめ海うみ選手せんしゅは「ベストトリックで最初さいしょの2本ほんの技わざを決きめられてよかったが、優勝ゆうしょうしか見みていなかったので悔くやしい。来年らいねんの世界せかい選手権せんしゅけんでは、表彰台ひょうしょうだいに立たてるように頑張がんばりたい」と話はなしていました。

3位いの西にし矢や椛もみじ選手せんしゅは「強化きょうか指定してい選手せんしゅとなる5位い以内いないに入はいりたかったのでよかった。ランをミスしないのが強つよみなので、2本ほんともノーミスでいけてよかった。ことしは充実じゅうじつした楽たのしい1年ねんになった」と話はなしていました。