今回の
問題をめぐって
裾野市は、
保育園がことし10
月に
職員全員に
一連の
悪質な
行為について
口外しないよう
誓約書を
書かせていたと
発表しましたが、
園側は
個人情報を
守る趣旨のもので
事実関係が
違うと
否定しています。
これについて村田市長は3日、園長が悪質な行為を隠ぺいしたとして、近く犯人隠避の疑いで刑事告発する意向を明らかにしました。
村田市長は「虐待が起きていたことを知りながら、誓約書を書かせたり公表を遅らせたりしていて、強い不信感を抱いている」と話していました。
また、村田市長は「監査を通じてしっかりした是正がなされ、子どもたちにちゃんとした教育環境が提供されることを心から望んでいる」と述べました。そのうえで、悪質な行為をしたとされる3人の保育士への聞き取りについて「必要不可欠なものだ」と強調しました。
さらに村田市長は、園児の保護者の心のケアに取り組むとして、今月上旬をめどに公認心理師を講師とした会合を開いたうえで、市役所で個別の相談に応じる考えを示しました。
県の担当者「法律違反あれば改善勧告を出す」
特別監査のあと
静岡県福祉指導課の
小池美也子課長は「
子どもが
相手なので
直接話を
聞くことはできず、
保育士へのヒアリングや
保護者を
対象にした
アンケートの
分析が
必要で、
少し時間が
かかると
思う」としたうえで「
法律に
違反する
事実があれば、
改善勧告を
出すことに
なる」と
述べました。
また、悪質な行為をしたとされる3人の保育士への聞き取りについては「園を辞めているので、連絡がとれるのかというのが第一にあるが、園の協力を得て話を聞けるように努力していきたい」と述べました。