アメリカの
トランプ大統領は
各国との
関税交渉をめぐり、ブラジルに50%の
関税を
課す方針を
示すなど、8
か国に対して関税率を
通知する
書簡を
新たに
公表しました。
美國總統川普針對與各國的關稅談判,表示將對巴西徵收50%的關稅,並新公布了通知8個國家關稅稅率的信函。
トランプ大統領は各国との関税交渉をめぐり、相互関税の一時停止の期限を来月1日に延長するとともに、各国に新たな関税率を通知する書簡を送っていて、日本からの輸入品に対しては25%の関税を課すとしました。
川普總統就與各國的關稅談判,決定將相互關稅暫停的期限延長至下個月1日,同時已向各國發送通知新關稅稅率的信函,並表示對來自日本的進口產品將徵收25%的關稅。
トランプ大統領は9日、新たに8か国に対する書簡を自身のSNSで公表しました。
川普總統於9日,在自己的社群媒體上公開了針對8個國家的新函件。
それによりますと、関税率は、ブラジルが50%、アルジェリア、イラク、リビア、スリランカが30%、ブルネイとモルドバが25%、フィリピンが20%となっています。
根據該資料,關稅率分別為:巴西50%,阿爾及利亞、伊拉克、利比亞、斯里蘭卡為30%,汶萊和摩爾多瓦為25%,菲律賓為20%。
トランプ政権は、ことし4月、アメリカにとって貿易赤字が大きい国や地域を対象にした「相互関税」などの関税率を発表していますが、8か国のうち、ブラジルは、当時、10%とされたのが、今回、50%に大幅に引き上げられました。
川普政府於今年四月,公布了針對對美國貿易逆差較大的國家或地區的「互惠關稅」等關稅稅率,但在八個國家中,巴西當時被設定為10%,這次則大幅提高至50%。
これについてトランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し「ブラジルはわれわれに対して、全くよい態度をとっていない」と述べました。
對此,川普總統在白宮對記者表示:「巴西對我們的態度一點也不好。」
また、ブラジルに対する書簡では、型破りな言動から「ブラジルのトランプ」とも呼ばれ、前回の大統領選挙の結果を覆そうとクーデターを企てた罪などで起訴されたボルソナロ前大統領について「世界中で高く尊敬された指導者だ」とした上で、裁判は行われるべきではないと主張しています。
此外,在致巴西的信中,關於因為非典型言行而被稱為「巴西的川普」、並因企圖推翻上屆總統選舉結果發動政變等罪名被起訴的前總統波索納洛,信中表示他是「在全世界都受到高度尊敬的領導人」,並主張不應該對其進行審判。
トランプ大統領としては書簡を通じて来月1日から関税を課すという姿勢を示すことで、関税交渉でさらなる提案を行うよう、各国に圧力を強めています。
作為川普總統,他透過書信表達將從下個月1日起徵收關稅的立場,藉此加強對各國施壓,要求在關稅談判中提出更多建議。