気象庁は
能登半島地震の
影響で
津波の
観測ができなくなっていた
石川県輪島市に
臨時の
津波計を
設置し、8
日から
観測を
再開したと
発表しました。
気象庁は今後1か月ほどは震度5強程度か、それ以上の揺れを伴う地震が発生するおそれがあるとして「海岸などで揺れを感じたら直ちに避難してほしい」と呼びかけています。
気象庁は「輪島港」に国土交通省が設置している潮位計を津波の観測に活用していますが、1月1日の能登半島地震の直後に1メートル20センチの津波を観測して以降、データが入ってこなくなっていました。
国土交通省によりますと、地震によって地盤が隆起したために設備に不具合が生じたとみられ、観測できなくなっているということです。
このため、気象庁は7日、「輪島港」に臨時の津波計を設置し、8日正午から運用を再開したと発表しました。
気象庁は「海岸で揺れを感じたら直ちに避難してほしい。設置した津波計のデータは津波の状況を知るための情報として活用してほしい」としています。
能登半島地震では、珠洲市の漁港に設置された津波計も地盤の隆起の影響で観測できなくなっています。