能登半島地震の
影響で
富山県内の
宿泊施設では
予約のキャンセルが
相次いでいます。
ホテルなどの
組合によりますと、
宿泊などのキャンセルは
これまでに8000
人分、
被害の
総額は1
億円を
超えるということです。
「富山県ホテル・旅館生活衛生同業組合」は、県内およそ100の宿泊施設に今回の地震の被害や影響をたずねていて、8日までに41の施設から回答がありました。
それによりますと、37の施設が屋根や壁、配管が壊れるなどの被害を受け、営業を休止している施設もあるということです。
また、キャンセルも相次ぎ、宿泊予約がのべ7000人分、宴会や日帰りのプランなどものべ1300人分がキャンセルとなりました。
組合によりますと、キャンセルによる被害の総額は1億3000万円ほどに上るということで、観光業も大きな打撃を受けています。
一方、地震で被災した人たちに宿泊施設に避難してもらおうという動きもあり、受け入れの準備を進めているということです。
「富山県ホテル・旅館生活衛生同業組合」の松島秀樹 事務局長は「地震の対応や年末年始の観光シーズンにキャンセルが相次ぎ厳しい状況ですが、被災した人たちを受け入れて被災地の役に立ちたいと思っています」と話しています。