米中の
貿易摩擦が
一段と激しくなっていることに
金融市場に
動揺が
広がり、26
日の
債券市場で
比較的安全な
資産とされる
日本の
国債が
買われ、
長期金利は
マイナス0.265%と
3年ぶりの
低い水準になっています。
国債は
買い手が
増えて
価格が
上がると
利回りが
低下する
関係にあります。
26日の債券市場では、米中貿易摩擦が一段と激しくなり世界経済が減速するのではないかという懸念が高まり、比較的安全な資産とされる日本の国債を買う動きが出て、価格が上昇しています。
この結果、長期金利の代表的な指標とされる満期までの期間が10年の国債の利回りはマイナス0.265%まで低下しています。
今月中旬につけたマイナス0.255%をさらに下回り、2016年7月以来、およそ3年ぶりの低い水準になっています。
市場関係者は「日銀が容認する金利の範囲を超えて金利の低下が続いているが、為替や株価の状況によってはさらなる低下もありえる。日銀がどう対応するのか注目が集まっている」と話しています。