中国外務省は、
王毅外相が
来月2日から
4日まで
北朝鮮を
訪問すると
発表しました。
滞在中はリ・ヨンホ
外相と
会談し、
非核化をめぐる
米朝協議の
再開について
意見を
交わす見通しです。
中国外務省の耿爽
報道官は30
日の
記者会見で、
王毅外相が
来月2日から
4日まで
北朝鮮を
訪問すると
発表しました。
滞在中に王外相はリ・ヨンホ外相と会談するということで、非核化をめぐる米朝協議の再開について意見を交わす見通しです。
耿報道官は「ことしは両国の国交樹立から70年に当たり、6月には習近平国家主席が訪朝を成功させた」と指摘したうえで、王外相の訪朝をきっかけに両国関係をさらに強化すると意義を強調しています。
朝鮮半島情勢をめぐっては、北朝鮮が、合同軍事演習を行ったアメリカと韓国に反発する形で、この1か月余りの間に短距離弾道ミサイルとみられる飛しょう体の発射を7回繰り返しています。
北朝鮮は発射について自衛のための措置だと正当化しているほか、アメリカが巡航ミサイルの発射実験を行ったことを非難し、アメリカとの対話に消極的な姿勢を示しています。
米朝協議再開の見通しが立たない中、北朝鮮としては後ろ盾となっている中国にみずからの立場を説明し、理解を得るねらいもありそうです。