記録的な
大雨に
見舞われた
佐賀県武雄市では
広い範囲で
住宅などが
水につかりましたが、
地元を
代表する
観光地の
温泉街に
目立った
被害はなく、
地元では「
多くの
人に
来てほしい」と
呼びかけています。
武雄市観光協会によりますと、1300年の歴史があるとされる武雄温泉は、標高が比較的高い場所にあり、今回の大雨による大きな被害はなかったということです。
温泉旅館などで作る組合に所属している14の施設では、29日から通常どおり営業を続けていますが、中には予約のキャンセルが通常より多くなっているところもあるということです。
国の重要文化財に指定されている「楼門」があり、年間34万人が訪れる武雄温泉にある日帰りの入浴施設では、温泉の浴槽や洗い場に排水溝から水が逆流して一時浸水したものの29日から通常どおりの営業を続けていて、30日もゆっくりと温泉を楽しむ人の姿が見られました。
佐賀県鹿島市から訪れた50代の男性は「武雄に訪れる際、よく利用しています。気持ちがいいですね」と話していました。
日帰り温泉施設「武雄温泉」の岸川日出男総務課長は「開いていてよかった、助かった、というお客さんの声を聞きました。お客さんに喜んでもらいたいですし、多くの人に来てほしいです」と話していました。