ことし、
東京 赤坂の
路上で
貴金属買い取り
会社の
社員が
現金およそ8300
万円を
奪われた
強盗事件で、
新たに18
歳の
少年が
逮捕されました。
少年は、
現金を
奪った
実行犯を
別の
場所に
呼び出して
金を
横取りしたということで、
警視庁は
依然として
見つかっていない
現金が
どこに
あるのか
知っているとみて
調べています。
逮捕されたのは
千葉県市川市の
職業不詳の18
歳の
少年です。
ことし1月、東京 港区赤坂の路上で、貴金属買い取り会社の社員2人が複数の男らに殴られてけがをし、現金およそ8300万円が入ったキャリーバッグを奪われました。
この事件では、実行犯や運転手役、指示役の元暴力団員ら、合わせて10人が逮捕・起訴されていますが、依然として奪われた現金は見つかっておらず、警視庁が捜査を進めていました。
その結果、防犯カメラの捜査や、すでに逮捕された男らの供述などから、18歳の少年が事件の当日、金を奪った実行犯を別の場所に呼び出し、殴るなどしてけがをさせ、金を奪っていたことがわかり、強盗傷害の疑いで逮捕しました。
調べに対し少年は容疑を認め、「報酬をもらった」と供述しているということです。
警視庁は、少年が、奪われた現金がどこにあるのか知っているとみて調べるとともに、金を横取りするよう指示した人物がいるとみて捜査しています。
8300万円はどこに
これまでに逮捕・起訴された10人の中には、被害者の貴金属買取会社の社員を襲う実行犯、現場まで実行犯を運ぶ運転手役、実行犯への指示役とみられる元暴力団員がいました。
実行犯をSNSで募った手配役も逮捕・起訴され、この手口によって、実行犯として逮捕された大学生やカンボジア人などが勧誘されたとみられています。
警視庁は、共犯者の供述、防犯カメラの捜査、グループ間で使っていた携帯電話の解析などを行い、奪われた現金の行方を捜査してきました。
現金が入っていたキャリーバッグは、逮捕された10人のうち1人の知人の自宅から発見されましたが、現金はありませんでした。
警視庁は、新たに逮捕した18歳の少年が奪われた金がどこにあるのか知っているとみて捜査を進めています。