海外への
日本酒の
輸出を
促進するため、サッカー
元日本代表の
中田英寿さんらを
招いた
会議が、
東京の
国税庁で
開かれました。
この会議は
酒税を
取り扱う国税庁が
開いたもので、
全国各地の
日本酒の
蔵元の
ほか、
世界各国に
日本酒の
魅力を
広める活動をしている
中田英寿さんやソムリエの
田崎真也さんらが
出席しました。
会議は非公開で行われましたが、日本酒の輸出を促進するために付加価値を高める戦略などが話し合われたということです。
中田さんは会議のあと取材に応じ、「日本酒は世界で高く評価されるようになってきたが、輸出した際に品質が劣化してしまうケースも多く大きな課題を残している。国や省庁が団結することが、日本酒をさらに海外に広めるための大きなステップになる」と述べました。
日本酒の国内の消費量は、若者を中心に日本酒離れが進み縮小傾向にありますが、世界的な日本食ブームを追い風に、海外への輸出額は去年まで9年連続で過去最高を更新していて、海外の市場をいかに開拓するかが課題になっています。