일본어 뉴스: トランプ大統領解任のボルトン氏を批判「大きなミス犯した」

トランプ大統領だいとうりょう解任かいにんのボルトン氏しを批判ひはん「大おおきなミス犯おかした」

Sep 12, 2019 06:09

Furigana

アメリカのトランプ大統領だいとうりょうは、解任かいにんしたボルトン大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんについて、北朝鮮きたちょうせんの非核ひかく化かをめぐり、核兵器かくへいきの放棄ほうきをまず行おこなうよう迫せまる「リビア方式ほうしき」を持ち出もちだし、交渉こうしょうを後退こうたいさせる大おおきなミスを犯おかしたと批判ひはんしたうえで、後任こうにんについて５ご人にんに絞しぼり、人選じんせんを進すすめていると明あきらかにしました。トランプ大統領だいとうりょうは、ボルトン大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんの解任かいにんについて11日にち、「彼かれは北朝鮮きたちょうせんの核かく問題もんだいをめぐりリビア方式ほうしきを持ち出もちだすという大おおきなミスを犯おかした」と指摘してきしました。

リビア方式ほうしきは、かつて北きたアフリカのリビアで大量たいりょう破壊はかい兵器へいきを放棄ほうきさせたことを前例ぜんれいに、まず核兵器かくへいきの放棄ほうきを実行じっこうするよう迫せまり、それに応おうじたあとに制裁せいさいの解除かいじょなどの見返みかえりを与あたえる考え方かんがえかたです。

トランプ大統領だいとうりょうは、ボルトン氏しがこの方式ほうしきを持ち出もちだしたことに北朝鮮きたちょうせんが反発はんぱつし、交渉こうしょうが大おおきく後退こうたいしたとしていて、「キム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）委員いいん長ちょうが反発はんぱつしたことを責せめるつもりはない。そのようなことは言いうべきではなかった」と述のべ、ボルトン氏しを批判ひはんしました。

一方いっぽう、強硬きょうこう派はのボルトン氏しの解任かいにんで注目ちゅうもくされるイランへの経済けいざい制裁せいさいの緩和かんわの可能かのう性せいについてトランプ大統領だいとうりょうは、「どうなるか見みてみよう。取り引とりひきができることを望のぞんでいる」と述のべ、含ふくみを持もたせました。

またボルトン氏しの後任こうにんについてトランプ大統領だいとうりょうは、「高たかく評価ひょうかしている候補こうほが５ご人にんいる」と明あきらかにしたうえで、来週らいしゅう発表はっぴょうするとしています。

安全あんぜん保障ほしょう担当たんとうの大統領だいとうりょう補佐ほさ官かんは外交がいこう・安全あんぜん保障ほしょう政策せいさくの要ようとなる重要じゅうようポストで、トランプ大統領だいとうりょうが来年らいねんの大統領だいとうりょう選挙せんきょも見据みすえ、外交がいこう的てきな成果せいかを模索もさくする中なか、後任こうにんに誰だれを起用きようするのか注目ちゅうもくされています。

解任かいにんはイラン制裁せいさい緩和かんわ反対はんたいが引き金ひきがねか

アメリカのメディア、ブルームバーグは11日にち、経緯けいいに詳くわしい関係かんけい者しゃの話はなしとして、ボルトン氏しが解任かいにんの前日ぜんじつに開ひらかれた会議かいぎで、イランへの経済けいざい制裁せいさいの緩和かんわに強つよく反対はんたいしたことが引き金ひきがねになったという見方みかたを伝つたえました。

記事きじによりますと、会議かいぎは９きゅう日にち、ホワイトハウスの大統領だいとうりょう執務しつむ室しつで行おこなわれました。今月こんげつ、ニューヨークで開ひらかれる国連こくれん総会そうかいに合あわせてトランプ大統領だいとうりょうとイランのロウハニ大統領だいとうりょうとの首脳しゅのう会談かいだんを実現じつげんさせるため、イランへの制裁せいさいを緩和かんわすべきか話し合はなしあいましたが、ボルトン氏しはこれに強つよく反対はんたいしたということです。

これに対にたいして政権せいけん内ないでは、ムニューシン財務ざいむ長官ちょうかんが制裁せいさいの緩和かんわに支持しじを表明ひょうめいしたということです。トランプ大統領だいとうりょうは、その日ひのうちにボルトン氏しの解任かいにんを決きめたとしています。

報道ほうどうについてホワイトハウスは今いまのところ、公式こうしきの反応はんのうは示しめしていませんが、ブルームバーグの記事きじは、交渉こうしょうによる取り引とりひきを重視じゅうしするトランプ大統領だいとうりょうと、あくまでも圧力あつりょくを強つよめることに固執こしつするボルトン氏しとの間まで、溝みぞが広ひろがったことをうかがわせています。