災害で電気が止まったとき役に立つ電池の研究をしている会社が増えています。
神奈川県横浜市にある古河電池は凸版印刷と一緒に、水を入れるだけで電気を作ることができる電池を作りました。マグネシウム(Mg)と塩水で電気ができることを利用しました。
この電池は、箱に水や海の水を入れるだけで5日間電気を作ります。スマートフォンの充電だったら、いちばん多い場合で30回できます。ことし12月から市や町などに売る予定です。
電池を作った人は「3年前の東日本大震災の経験から作りました。助けが来るまで困らないように作りました」と話していました。
半導体を作る会社のロームも京都大学などと一緒に、水素(H)を使った新しい電池を研究しています。この電池は約20年保存できるため、市や町などに置いておくことを考えています。