8年前、
大津市で
自殺した
中学2年の
男子生徒の
両親がいじめが
原因だったとして、
当時の
同級生3人を
訴えた
裁判で、
大津地方裁判所は
同級生の
暴行などが
自殺の
主な
原因だと
認定したうえで、
3人のうち2人に対し、
合わせて3700
万円余りの
賠償を
命じる判決を
言い渡しました。
平成23
年10
月、
大津市で
中学2年の
男子生徒が
飛び降り
自殺し、
両親は
頻繁に
暴力を
受けたり、
成績表を
破られたりする
などの
学校でのいじめが
原因だったとして、
当時の
同級生3人とその
保護者に3800
万円余りの
賠償を
求めていました。
これに対し、同級生側は「殴るなどの行為はあったが、いじめではなく遊びだった。自殺との因果関係はない」などと主張していました。
19日の判決で大津地方裁判所の西岡繁靖裁判長は、男子生徒の自殺の主な原因は同級生らの暴行などだと認定しました。
そのうえで、同級生3人のうち2人に対し、ほぼ請求どおり、合わせて3750万円余りの賠償を命じました。一方、もう1人については、関与の度合いが低いとして賠償責任を認めませんでした。
男子生徒の父親「息子は頑張った」
判決のあと男子生徒の父親が取材に応じ「私たちの訴えを100%に近い形で認めてもらったように思いました。息子は頑張ったと思いますし、協力してくれた人たちがいたからこその結果です」と涙をこらえながら話していました。