千葉県野田市で
小学4年生の
女の子が
虐待を
受けた
末に
死亡し
両親が
起訴された
事件で、
女の子が
暴力の
被害を
訴えた
アンケートの
回答を
父親に
渡した
教育委員会の
次長が
停職6か月に
なるなど、
職員合わせて12
人が
懲戒処分を
受けました。ことし
1月、
千葉県野田市で
小学4年生の
栗原心愛さん(10)が
虐待を
受けた
末に
死亡し
両親が
起訴された
事件では、
市の
教育委員会が、
父親の
勇一郎被告(41)からの
要請を
拒みきれずに
心愛さんが
暴力の
被害を
訴えた
アンケートの
回答を
渡していたことや、
児童相談所との
連携が
不十分だったこと
などが
明らかになっています。
これについて野田市と教育委員会は対応に問題があった責任を重く受け止めるとして、関係する職員合わせて12人を28日付けで懲戒処分にしたと発表しました。
それによりますと、
▽アンケートの回答を父親に渡した教育委員会の58歳の次長を停職6か月にするとともに主幹に降格、
▽上司の部長などほかの職員11人も減給や戒告、の処分にしました。
野田市の鈴木有市長は「幼い子どもの命が失われたことなどに鑑み、厳正な処分を行った。連携不足から事件に至ったことは誠に遺憾で、今後、検証と再発防止策に全力で当たりたい」と話しました。