政情不安が
続き、
極度の
物不足に
陥っている
南米ベネズエラのマドゥーロ
政権は、
これまで
拒否してきた
人道支援物資を
一部受け入れると
発表しました。ベネズエラでは
反米の
立場で
独裁を
続けるマドゥーロ
大統領を
中国やロシアが
支持する
一方、
暫定大統領への
就任を
宣言したグアイド
国会議長を
アメリカが
支援し、
国際社会を
巻き込んで
混乱が
広がっています。
国内はインフレが続き、極度の物不足に陥っていますが、マドゥーロ政権は、グアイド国会議長が主導するアメリカからの人道支援物資の受け入れを、政権の打倒に利用しようとしているとして拒否してきました。
マドゥーロ政権は29日、中国から医薬品など65トンの人道支援物資を受け入れることを決めたと発表しました。
最初の物資はすでに29日に到着し、マドゥーロ政権は「社会主義を続けていくための、中国の協力に感謝する」というコメントを発表しました。
ICRC=赤十字国際委員会も29日、人道支援物資の搬入についてマドゥーロ政権側と調整していることを明らかにしました。
これについてグアイド氏は「私たちの活動の成果だ」というコメントを発表しましたが、赤十字側は「政治的に中立の立場であり、グアイド氏の活動とは関係ない」とコメントしています。