道路が冠水したら…
道路が冠水している場合は、足元が確認できずに転倒したり、側溝やふたが開いたマンホールに転落したりする危険があります。
冠水した道路を移動するのは避けてください。
ただ、どうしても通らなければならない場合は、2人以上で行動し、傘や長い棒などで足元を確認しながら避難してください。
ひざの高さを超えるくらい水かさが増すと、押し流す水の力も強くなるため、歩いて逃げるのが難しくなります。
車での移動にも危険があります。
浸水の深さが30センチに達するとエンジンが止まり、さらに深さが増すとドアが開けにくくなるうえ、車ごと流される場合があります。
車が浸水し始めたら、すぐに外に出てください。
土砂崩れも注意を
避難しようとした時に、すでに周辺で土砂崩れなどが発生するなど、避難所に向かうのが危険な場合は崖や川から少しでも離れた建物に移動することも一つの方法です。
最後の手段「垂直避難」
自宅にとどまらざるをえない時は、建物の2階以上や、崖や斜面の反対側の部屋に移動することで、安全を確保できることもあります。
ただし、これはあくまでも最後の手段です。
過去の災害では、大量の水と土砂、流木に家ごと流され、犠牲になった人も数多くいます。
今後、さらに事態が悪化する前に避難を完了するようにしてください。