京都市の「
京都アニメーション」の
スタジオが
男に
放火された
事件で
消火活動に
当たった
京都市消防局が22
日、
市議会で
状況を
報告し、
現場の
建物では
十分な
防火対策がとられていたと
説明しました。
消防局は
それでも大きな被害が
生じた
詳しい状況を
検証し、
今後の
取り組みに
反映させるとしています。22
日に
開かれた
京都市議会の
総務消防委員会には、
事件を
受けて
京都市消防局の
幹部が
出席し、
火災の
状況について
報告しました。
この中で山内博貴局長は「全力をあげて現場活動を実施し、夢と希望、将来をもった方をなんとか救出したかったが、多数の死傷者が出てしまい、大変残念だ」と述べました。
そして、現場の建物の防火対策については、去年の査察でも法令違反はなく、防災訓練も適切に行われていて、十分な対策がとられていたと説明しました。
建物内部にはらせん階段がありましたが、煙が上がるのを防ぐ「垂壁」と呼ばれる設備が法令に基づいて、設置されていたということです。
平成26年には防火対策をしっかり行っているとして、消防から表彰されたこともあるということです。
消防局は、十分な防火対策がとられていた建物で大きな被害が生じた詳しい状況について検証し、今後の取り組みに反映させるとしています。