立教大学は、
理学部の
教授が
実態のない
アルバイトを
雇用した
などとして、
4年間に
国の
科学研究費など
合わせて90
万円余りを
不正に
使用したと
発表しました。
立教大学は、
理学部に
所属する
常盤広明教授(57)が、
昨年度までの
4年間に、
実態のない
アルバイトを
雇用したと
申請した
ほか、
実際には
行っていない
大学院生などが
出張したとして、
国の
科学研究費など90
万円余りを
不正に
支出させたということです。
不正に支出させた研究費は、給料が出ない研究員の給料としていたほか、特別な手続きが必要な学部の学生の出張旅費に充てるなどしていたとしています。
また、知人の会合に自分の子どもとともに出席した旅費として2人でおよそ9万円が支払われたケースがあり、大学は私的な流用にあたるとしています。
大学によりますと調査に対して常盤教授は不正を認め、私的に流用した理由については「なぜこのようなことをしたのかわからない」などと話しているということで、大学は今後、処分を行うとしています。
立教大学は「大学の信頼を損なう事態が生じたことは遺憾だ。真摯(しんし)に受け止め、再発防止に全力をあげて取り組みたい」としています。