湿った
空気の
影響で、
沖縄県の
本島北部では
局地的に
雨雲が
発達し、
国頭村では10
日朝、1
時間に159
ミリの
猛烈な
雨が
降ったほか、
各地で100ミリを
超える猛烈な
雨が
降ったとみられ、
気象庁は「
記録的短時間大雨情報」を
相次いで
発表しました。
土砂災害などに
厳重な
警戒を
続けてください。
気象庁によりますと、湿った空気が流れ込んでいる影響で沖縄県では大気の状態が非常に不安定になり、本島北部付近では雨雲が発達しています。
いずれも内閣府が沖縄県に設置した雨量計で午前6時までの1時間には、国頭村で159ミリの猛烈な雨を、午前8時までの1時間には東村で69ミリの非常に激しい雨を観測しました。
また、レーダーによる解析で沖縄県の国頭村東部付近と西部付近、東村付近、それに大宜味村付近では午前6時前から7時にかけて1時間に110ミリから120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」をこれまでに5回発表して、安全を確保するよう呼びかけています。
沖縄県では10日夜にかけて局地的に雷を伴って猛烈な雨が降るおそれがあるほか、鹿児島県の奄美地方でも激しい雨が降るおそれがあります。
沖縄・奄美では9日、線状降水帯が発生し、鹿児島県の与論町に一時、特別警報が出されるなど記録的な大雨となって土砂災害や浸水などが相次ぎ、今も地盤が緩んでいる地域があります。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それにひょうに十分注意するよう呼びかけています。