元勤務先の
高齢者施設に
侵入して
金を
盗んだうえ、
火を
付けたとして、
兵庫県姫路市に
住む54
歳の
容疑者が
放火などの
疑いで
逮捕されました。
調べに対し、
容疑者は「
事情に
配慮した
勤務シフトを
組んでくれず、
恨みがあった」
などと
供述しているということです。
逮捕されたのは、姫路市書写の無職、佐藤周作容疑者(54)です。
警察によりますと、佐藤容疑者はことし7月、元勤務先の姫路市内にある高齢者向けの通所施設に侵入し、手提げ金庫に入った現金などおよそ8万円を盗んだうえ施設に火を付けたとして、放火や窃盗の疑いが持たれています。
当時、施設内に利用者や職員はおらず、けが人はいなかったということです。
佐藤容疑者は、去年6月までのおよそ1年間、この施設で職員として働いていたということで、把握していた暗証番号でキーケースから鍵を取り出して侵入したとみられています。
警察の調べに対し、「事情に配慮した勤務シフトを組んでくれず、恨みがあった。盗んだ金額は覚えていない」などと供述しているということです。
佐藤容疑者は、この事件の2日前に元勤務先の葬儀場の倉庫に侵入して火を付けようとした疑いが持たれているほか、姫路市内で起きた2件の倉庫火災についても関与を認めているということで、警察が詳しく調べています。