スイス西部のローザンヌで行われる「ローザンヌ国際バレエコンクール」は、15歳から18歳までの若手のバレエダンサーが参加する大会で、バレエダンサーの登竜門として知られています。
8日は、19か国から参加した日本人12人を含む74人が準決勝にのぞみ、古典のクラシックと現代舞踊のコンテンポラリーの2つの部門でそれぞれ演技を披露しました。
その結果、ジュニアの部門で埼玉県さいたま市の淵山隼平さん(16)、シニアの部門で東大阪市の佐々木須弥奈さん(18)、東京都世田谷区の住山美桜さん(18)、大阪市の脇塚優さん(17)の合わせて4人が、9日に行われる決勝に進出しました。
決勝では4人を含む21人が、入賞を目指して競うことになります。
このコンクールでは、日本人が毎年のように高い評価を得ていて、1989年に熊川哲也さんが優勝して以降、これまでに3人が優勝しており、ことしも日本人の活躍に期待が集まっています。
決勝に残った4人の声
ジュニアの部門で決勝に進出した、埼玉県さいたま市の淵山隼平さん(16)は「夢の舞台である決勝に立てることが本当にうれしく、家族と先生に感謝したい。自分らしく悔いの無いように踊りたいと思っています」と話していました。
シニア部門で決勝に進出した、東大阪市の佐々木須弥奈さん(18)は「ここにいるだけで夢のようなのに、さらに決勝で踊れるなんて本当に幸せです。最後の1日なので、リラックスして楽しんで踊りたい」と話していました。
東京都世田谷区の住山美桜さん(18)は「最初は不安でしたが自分を信じれば結果はついてくると学ぶことができました。小さな頃からテレビで見ていた決勝の舞台に自分が立てることに本当にわくわくしています」と話していました。
大阪市の脇塚優さん(17)は「ここまで来るとは思ってもいませんでした。プレッシャーもあるとは思いますが、めったにない機会なので楽しく、自分らしく踊れたらいいと思います」と話していました。