今月末の
2回目の
米朝首脳会談について、
アメリカの
トランプ大統領はベトナムの
首都ハノイで
行うと
発表しました。
開催都市をめぐっては、
アメリカが
提案した
中部のリゾート
地ダナンが
有力視されていましたが、ハノイでの
開催を
主張した
北朝鮮にアメリカが
譲歩した
形になりました。
アメリカの
トランプ大統領は
今月27
日と28
日に
予定している
北朝鮮のキム・ジョンウン(
金正恩)
朝鮮労働党委員長との
2回目の
首脳会談についてベトナムの
首都ハノイで
行うと
8日夜、ツイッターで
発表しました。
この中でトランプ大統領は「キム委員長に会い、平和への取り組みを前進させることを楽しみにしている」としています。
トランプ大統領は今月5日に行った一般教書演説で、2回目の米朝首脳会談をベトナムで開催すると発表しましたが、どの都市で行うかは明らかにせず、注目が集まっていました。
開催都市をめぐっては、アメリカ側が中部のリゾート地ダナンを提案し、ダナンでの開催が有力視されていましたが、アメリカ政府関係者によりますと、北朝鮮側は、大使館を置く首都ハノイを主張し、調整が続けられていました。
首脳会談では、北朝鮮の非核化に向けた具体的な措置を求めるアメリカと、見返りを求める北朝鮮との隔たりを埋められるかが焦点となりますが、開催都市ではアメリカが譲った形となり、米朝の交渉にどのような影響を与えるのか注目されます。
首脳会談に向けてはアメリカのビーガン特別代表が8日までの3日間、北朝鮮を訪れて実務協議を行ったところで、トランプ大統領は、この協議を「とても建設的だった」と評価し、ハノイでの開催を発表しました。