WBA=世界ボクシング協会、WBC=世界ボクシング評議会、IBF=国際ボクシング連盟の3団体統一チャンピオンの井上選手は、13日に、東京の有明アリーナでWBO=世界ボクシング機構のチャンピオンで、イギリスのポール・バトラー選手との4団体王座統一戦に臨みます。
12日は、横浜市のホテルで前日計量が行われ、より正確を期したいというバトラー選手側の意向もあって、日本で通常使われるてんびん式の量りではなく、デジタルの体重計で実施されました。
先に計量を行った井上選手は53.55キロで、制限体重をおよそ30グラムオーバーしました。
その後、トイレに行って数分後に再び計量を行った結果、53.45キロで制限体重を下回ってクリアしました。
一方のバトラー選手は、53.50キロで計量をクリアしました。
井上選手は、1回目の計量で制限体重をオーバーしたことについて、「初めてです。小ネタをはさんでいいんじゃないですか」と苦笑いしていました。
そして、13日の試合に向けて、「実力のある選手で自信もあるのだと思う。油断せず気を引き締めていきたい」と意気込みを示しました。
主要4団体王座統一は、バンタム級では世界で初めてで、井上選手が統一すれば日本選手として、すべての階級を通じて初めてとなります。