覆面アーティスト、バンクシーが、
新たな
作品をSNSに
投稿しました。
今回は、
アメリカで
黒人男性が
死亡した
事件を
受けて、イギリスで
抗議デモが
行われた
際に
引き
倒された
奴隷商人の
銅像を
題材としています。
イギリス南西部ブリストルでは今月7日、アメリカで黒人男性が死亡したことに抗議するデモが行われ、街なかにあった17世紀の奴隷商人の銅像が引き倒され、川に投げ込まれました。
鋭い社会風刺画で知られる覆面アーティスト、バンクシーは9日、この出来事を題材にしたスケッチを自身のインスタグラムに投稿しました。
作品には、抗議する人たちが奴隷商人の銅像の首に縄をつけて引き倒そうとしている光景が描かれています。
今回、バンクシーが題材とした銅像をめぐっては奴隷商人を賛美しているとして、撤去すべきかどうか地元を二分する論争が長年、続いてきました。
バンクシーは作品の説明書きで、奴隷商人の銅像と、それに抗議する人たちの銅像を一緒に設置すれば双方が納得できるのではないかと提案しています。