米中が
対立する
中、アメリカ軍の
輸送機が
台湾上空を
通過したの
に対し、
台湾を
中国の
一部だとする
中国政府は「
主権を
損ね、
重大な
挑発だ」と
反発しました。
台湾メディアは9
日、
沖縄の
嘉手納基地を
離陸した
アメリカ軍の
輸送機が
台湾の
西側の
上空を
北から
南に
通過したと
伝え、
台湾の
国防部は「アメリカ
軍の
航空機が
台湾の
空域に
入ったが、
申請手続きを
経たものだった」と
説明しました。
これについて、中国政府で台湾問題を担当する国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮報道官は11日、「われわれの主権と安全を損なうものであり、国際法などの基本ルールに背き、不法行為で重大な挑発だ。強い不満と断固とした反対を示す」と反発しました。
台湾の国防部は、輸送機が通過した同じ日の午前中、複数の中国の戦闘機が台湾西南の空域に入ったと発表していて、中国側が輸送機の警戒にあたっていたものとみられます。
米中が対立する中、台湾周辺で双方の活動が活発化していて、台湾では、アメリカの軍用機の動きについてトランプ政権が台湾と連携する姿勢を示したものだという見方も出ています。