アメリカ南部のアトランタで、
警察官が
逃走した
黒人男性を
銃で
撃って
死亡させた
問題で、
市は
この警察官を
免職の
処分とし
司法当局が
捜査を
始めました。
アメリカでは
先月、
黒人男性が
警察官に
首を
押さえつけられて
死亡した
事件を
きっかけに
各地で
人種差別への
抗議活動が
続いていて、
警察への
批判がさらに
高まる可能性が
出ています。
アメリカ南部、ジョージア
州の
州都アトランタで12
日、
警察官が
取締りに
抵抗して
逃走した
黒人男性を
銃で
撃って
死亡させました。
地元メディアによりますと、検視の結果、男性は背中に2発撃たれたことが分かり、正当な銃の使用ではなかったとする市は14日、この警察官を免職の処分としたほか、司法当局が捜査を始めました。
現場近くでは、14日午後も100人以上が集まり「黒人の命も大切だ」と書かれたプラカードを掲げるなどして、元警察官への厳しい対応を求めたほか、花を手向けて男性の死を悼む人の姿も見られました。
アメリカでは先月、中西部のミネソタ州で黒人男性が警察官に首を押さえつけられて死亡した事件を受け、各地で人種差別の撲滅や警察改革を求める抗議デモが続いています。
このうちロサンゼルス近郊では、参加者たちが「黒人の命も大切だ」という巨大な文字を道路に描き、ニューヨークでは性的マイノリティーの権利を訴える人々も参加し、特に黒人のトランスジェンダーの女性が危害を加えられているとして抗議の声をあげました。