ホホジロザメが人間を噛むのは、アザラシやアシカと間違えているから――。そんな説が長年唱えられてきましたが、サメが世界をどのように見ているかをシミュレーションした新たな研究の結果、これが事実である可能性が示されました。
研究を行ったのは豪シドニーにあるマッコーリー大学のチームです。若いホホジロザメの目から見ると、遊泳中もしくはパドリング中の人間はアザラシやアシカに良く似ていることを突き止めました。
研究チームの27日の声明によると、ホホジロザメはオオメジロザメやイタチザメと並び、サメが人間を噛むケースの大半を占めるということです。