アメリカ政府の
首席医療顧問を
務めるファウチ
博士は、
新たな
変異ウイルスのオミクロン
株について、
南アフリカから
得られた
初期の
情報をもとに「
重症化する
様子は
あまり見られていない」と
述べる一方、
今後、
数週間で、より
詳しいことが
分かるとして、
最終的な
判断には
時間が
必要だという
考えを
示しました。
ファウチ博士は7日、ホワイトハウスで行った記者会見で、新たな変異ウイルスのオミクロン株について、南アフリカで得られた初期の情報によれば、感染力は強いとみられるものの「今のところ重症化する様子はあまり見られていない。感染者の多くを若者が占めていることが影響しているかもしれないが、入院や酸素吸入の必要も少ないようだ」と述べました。
そのうえで「これらのことは、まだ初期的な段階のものだ」と注意を呼びかけ「今後、数週間のうちに、より詳しいことが分かるようになる」と述べて、最終的な判断には時間が必要だという考えを示しました。
このほか、ワクチンの効果に影響があるかどうかについては「来週には分析の結果が得られ、判断できるとみられる」としています。