Japanese News: サグラダ・ファミリア「マリアの塔」完成【有馬記者中継】

サグラダ・ファミリア「マリアの塔とう」完成かんせい【有馬ありま記者きしゃ中継ちゅうけい】

Dec 9, 2021 07:12

Furigana

未完みかんの傑作けっさくとして知しられるスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア教会きょうかいに高たかさおよそ140メートルの新あらたな塔とうが完成かんせいし、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいが収おさまらない中なかで希望きぼうのシンボルになってほしいと地元じもとの人ひとたちが期待きたいを寄よせています。

世界せかい的てきな建築けんちく家か、アントニオ・ガウディの代表だいひょう作さくでスペイン有数ゆうすうの観光かんこう名所めいしょ、サグラダ・ファミリア教会きょうかいでは8日にち、「マリアの塔とう」と呼よばれる新あらたな塔とうが完成かんせいし、お披露目おひろめを祝いわうミサが開ひらかれました。

大司教だいしきょうの祝福しゅくふくに合あわせて、高たかさおよそ140メートルの塔とうがライトアップされると、市民しみんや観光かんこう客きゃくから大おおきな拍手はくしゅと歓声かんせいが上あがりました。

サグラダ・ファミリア教会きょうかいは1882年ねんに着工ちゃっこうし、ガウディの没後ぼつご100年ねんとなる2026年ねんの完成かんせいを目指めざして建設けんせつが進すすめられてきましたが、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいの影響えいきょうで工事こうじは一時いちじ中断ちゅうだんを余儀よぎなくされました。

しかし、感染かんせん拡大かくだいが収おさまらない中なかで希望きぼうのシンボルにしたいと、教会きょうかいは「マリアの塔とう」の建設けんせつに人手ひとでや予算よさんを集中しゅうちゅうして工事こうじを進すすめていました。

スペインでも、感染かんせん者しゃの数かずは再ふたたび増加ぞうか傾向けいこうにあり、教会きょうかいの近ちかくにある土産物みやげもの店てんの店長てんちょうは「感染かんせんが収おさまって、かつてのように大勢たいせいの観光かんこう客きゃくに戻もどってきてほしい。『マリアの塔とう』がそのきっかけになれば」と期待きたいを寄よせていました。

有馬ありま記者きしゃ中継ちゅうけいより

「希望きぼうの星ほしになってほしいー。今回こんかいの取材しゅざいで人々ひとびとから繰くりかえし聞きいたことば。ここスペインでも再ふたたび感染かんせん者しゃの数かずが増ふえ、オミクロン株かぶへの不安ふあんもあるだけに切実せつじつさを感かんじた。マリアの塔とうの星ほしのモニュメント。人々ひとびとの希望きぼうを受け止うけとめる存在そんざいであって欲ほしいと願ねがう」