東京 池袋の
ホテルで
袋や
シーツにくるまれた
女性の
遺体が
見つかった
事件で、
逮捕された
大学生は「
先月ごろからツイッターで
女性と
やり取りを
始めた」と
供述していることが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
その後、
女性との
やり取りはすべて
削除されていて、
警視庁が
詳しい経緯を
調べています。
今月12
日の
夜、
東京 池袋の
ホテルの
部屋で、
江東区の
無職、
荒木ひろみ
さん(36)の
首を
絞めて
殺害したとして、
埼玉県入間市の
大学4年生、
北島瑞樹容疑者(22)が
殺人の
疑いで
逮捕され、19
日検察庁に
送られました。
女性は手足を縛られ圧縮袋のようなものやシーツでくるまれた状態で死亡していて、調べに対し首を絞めて殺害したことを認める趣旨の供述をしているということです。
その後の調べで北島容疑者は「先月ごろからツイッターで女性とやり取りを始めた。直接会ったのは事件当日が初めてだった」と供述していることが捜査関係者への取材で分かりました。
一方で北島容疑者の携帯電話を解析したところ、女性との間でやり取りしたツイッターのメッセージはすべて削除されていたということです。
警視庁は北島容疑者がおよそ1か月間、女性とツイッターでやり取りをしたうえで直接会い、その後、女性との接点をたどれなくしようとしたと見て調べています。
北島容疑者 大学では演劇部に所属
殺人の疑いで逮捕された北島瑞樹容疑者(22)は、埼玉県入間市の県立高校を卒業したあと、大東文化大学に進学し、現在は4年生でした。
大学などによりますと、ことし3月までのおよそ1年間、大学の演劇部に所属し、演出や脚本づくりを担当していたほか、別の劇団の舞台にも参加していたということです。
演劇活動を通じて交流があった男性が北島容疑者のものとみられるツイッターを見せながら取材に答えました。
それによりますと先月27日には「舞台に立ちたい」、「演劇で生きていきたい」などと演劇活動への思いをつづっていました。
また、事件の2日前の今月10日には「忘れてたけど俺、大学生だったのよね、休みが終わる、講義が始まる」などと書いていました。
演劇活動を通じて交流があった男性は「ツイッターのやり取りでは、演劇にとても熱心で事件に関わるような人だとは思わなかった」と話していました。
大学によりますと事件の翌日13日から大学の後期の授業が始まり、北島容疑者は16日に行われた授業には通常どおり出席していたということです。