仙台市の
宮城学院女子大学は、
戸籍上の
性別が
男性で
本人が
自覚する
性別が
女性で
あるトランスジェンダーの
学生を2021
年度から
受け入れることを
決めました。
自覚する
性別については
医師の
診断書などを
求めず
本人の
判断にゆだねるということです。
宮城学院女子大学は、明治時代に設立された「宮城女学校」を前身とする私立の女子大学で、学部生と大学院生合わせておよそ3200人が学んでいます。
これまで、入学の条件は戸籍上、女性であるとしてきましたが、21日、平川新学長などが会見を開き、戸籍上の性別が男性であっても本人が自覚する性別が女性であるトランスジェンダーの学生を2021年度から受け入れることを発表しました。
自覚する性別については医師の診断書などを求めることはなく本人の判断にゆだねるということです。
会見で平川学長は「なりすましの可能性が全くないわけではないが、学生の自己決定権を尊重したい。自分らしく生きられるよう背中を押すことが大学の使命の1つだ」と意義を述べました。
今後の対応として、トランスジェンダーの学生が学内に10か所ほどある「多目的トイレ」を使いやすいよう分かりやすく表示するほか、中に棚を設けて更衣室としても使えるようにするということです。