インドネシアが
日本に
参画を
要請している
首都ジャカルタと
第2の
都市スラバヤを
結ぶ鉄道の
高速化計画について、
日本とインドネシアの
両政府は
事業の
概要について
合意し、
実現に
向けた
本格的な
調査を
行うことになりました。インドネシア
政府は、
首都ジャカルタと
第2の
都市スラバヤを
結ぶおよそ730
キロの
鉄道について、
現在およそ
9時間かかる所要時間を
短縮する
計画で、
日本に
参画を
要請していました。
日本とインドネシアの両政府は24日、この計画の概要で合意し、計画の実現に向けた調査を実施することになり、ジャカルタで合意文書に署名しました。
それによりますと、今の在来線に沿って新しい線路を1本建設したうえで、列車の時速を最高時速を160キロにすることで、ジャカルタからスラバヤまでの所要時間を5時間30分に短縮するとしています。
実際の工事を着工する時期については、調査を通して両政府が議論するとしています。
日本は、2015年にインドネシアの別の区間の高速鉄道計画で、当初は受注を有力視されながら中国との競争に敗れました。
このため今回は、こうした調査を通して確実に事業を受注し、日本政府が掲げるインフラ輸出に弾みをつけたい考えです。