Japanese News: がん治療と仕事「両立困難」が57％内閣府世論調査

がん治療ちりょうと仕事しごと「両立りょうりつ困難こんなん」が57％内閣ないかく府ふ世論せろん調査ちょうさ

Sep 27, 2019 17:09 1

Furigana

がん対策たいさくに関にかんする内閣ないかく府ふの世論せろん調査ちょうさで、がんの治療ちりょうを受うけながら働はたらき続つづけるのは難むずかしいと考かんがえている人ひとが、57％に上のぼりました。３さん年ねん前まえの調査ちょうさよりは減へったものの、治療ちりょうと仕事しごとの両立りょうりつが引き続ひきつづき、課題かだいとなっている実態じったいが浮き彫うきぼりになりました。

内閣ないかく府ふは、ことし７月しちがつから先月せんげつにかけて、全国ぜんこくの18歳さい以上いじょうの3000人にんを対象たいしょうに、がん対策たいさくに関にかんする世論せろん調査ちょうさを行おこない、55％にあたる1647人にんから回答かいとうを得えました。

それによりますと、がんの治療ちりょうや検査けんさのために２に週間しゅうかんに一いち度ど程度ていど、病院びょういんに通かよう必要ひつようがある場合ばあい、働はたらき続つづけられる環境かんきょうだと思おもうか質問しつもんしたところ、「そう思おもう」と答こたえた人ひとが37％だったのに対にたいし、「そう思おもわない」と答こたえた人ひとは57％でした。

「そう思おもわない」と答こたえた人ひとに理由りゆうを尋たずねたところ、「体力たいりょく的てきに困難こんなん」が24％で最もっとも多おおく、次ついで「代かわりに仕事しごとをする人ひとがいない、いても頼たのみにくい」が21％、「職場しょくばが休やすむことを許ゆるしてくれるか、わからない」が19％などとなっています。

がんの治療ちりょうを受うけながら働はたらき続つづけるのは難むずかしいと考かんがえる人ひとの割合わりあいは、３さん年ねん前まえの調査ちょうさに比くらべて７ななポイント減へりましたが、依然いぜんとして６ろく割わり近ちかくに上のぼっていて、厚生こうせい労働ろうどう省しょうの担当たんとう者しゃは「企業きぎょうの意識いしき改革かいかくを後押あとおしするとともに、医療いりょう機関きかんなどと連携れんけいしながら、治療ちりょうと仕事しごとの両立りょうりつができる環境かんきょう整備せいびを進すすめていきたい」と話はなしています。