関西電力の
経営幹部らが、
原発が
ある福井県高浜町の
元助役から
3億円を
超える金品を
受け取っていた
問題で、
関西電力の
原子力事業本部の
幹部が30
日、
福井県庁を
訪れて
陳謝しました。
関西電力は、会長や社長など合わせて20人が、原発がある福井県高浜町の森山栄治元助役から、総額3億2000万円相当の金品を受け取っていたことを今月27日に明らかにしました。
この問題で30日、関西電力原子力事業本部の右城望地域共生本部長が福井県庁を訪れ、清水英男安全環境部長と面会しました。
この中で右城地域共生本部長は「県や社会に多大なご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げます」と陳謝しました。そのうえで、来月2日、改めて記者会見を開いて、去年、社内で実施した調査の結果について説明するとともに、さらに調査を進めるため新たに調査委員会を設ける方針を伝えました。
これに対し清水部長は「極めて遺憾であり、地元と関西電力との信頼関係に関わる」と述べたうえで、ほかに原発があるおおい町や美浜町でも同じような問題がなかったか調査するよう要請しました。
面会のあと、関西電力の右城地域共生本部長は「今回の問題は、高浜町だけの特別な事例だったと思う。時間をかけず調査を行う」と述べました。