難病の
治療のため、
寄せられた
募金によって
アメリカで
移植手術を
受けた
相模原市の
女子高校生が
帰国し、
手術の
成功とともに
感謝の
思いを
伝えました。
相模原市の
高校2年生、
田村真子さん(16)は
中学生のときに、
国が
指定する
難病で、
全身に
十分な
血液を
送れなく
なる「
肺動脈性肺高血圧症」と
診断されました。
症状の悪化により酸素マスクや車いすが必要となり、肺移植しか治療法が残されていませんでしたが、両親や支援者の募金活動で必要な費用が集まったことから、ことし7月、アメリカで移植手術を受け3日前に帰国しました。
7日は真子さんが両親に付き添われて相模原市内で会見を開き、自分で歩けるようになったことなど手術の成功を報告しました。
真子さんは「何でもできるようになり幸せいっぱいで感謝しています。ドナーの方の冥福を祈りながら、アニメ関係の仕事に就くという夢などに向かって挑戦していきたい」と感謝の思いを伝えました。
しばらく感染症のリスクが高い状態が続くことから、自宅で体力の回復に努め、医師の許可が得られれば年明けにも高校に復帰したいとしています。
父親の佐智夫さんは「生きる希望を与えていただき感謝のことばしかありません。真子には苦しんでいる人に手を差しのべられる、人の痛みがわかる大人になってほしい」と話していました。